サンテリア2

では、イファ占いの話を。
もう一度言う。僕は基本的にはスピリチュアルなものを信じない。基本的に理系脳だし、心霊現象も磁場による脳波の乱れ等で全て説明できると思っている。占い等についても「どうとでも取れる」言い回しの訓練で出来上がっていると思っている。

もう一回話を戻すと僕は当時の彼女にSantiagoでババラオの家に連れて行かれた。
ババラオの家に着くとちょっと世間話をしたらすぐに儀式は始まった。
織田無動のようなこけおどしの衣装や声、音(太鼓)とかであれば疑う隙もあるのだが、一切ない。キューバで一番地場の強いSantiago de Cubaで最もパワーがあると言われるババラオはポロシャツにちょび髭のマリコン(おかま)だった。逆に本物かもしれないと思った。
部屋の窓、木のブラインド的なものを全て下ろして部屋を真っ暗にする。部屋の4隅にロウソクを立て、ラムを捧げる。ヨルバ語で何か囁いていると、無風な部屋の中でロウソクの光が大きくなってものすごく揺らめき出す。この時点で、演出もあるのか軽い暗示にかかっているのか?と冷静に判断するも、目の前でそのようなことが起きているのだから、相当びびった。
その後立たせられ、一緒に何か唱えて、日本の榊によく似た葉っぱの枝でやはり日本の神主さんのようにお祓いをされた。それ以外にも肩や腕をその葉っぱで撫でられてゆく。また何か唱えてみたいなことを繰り返し一旦終了。今度はイファ占いだ。当時はもちろん知らなかった。後から知ったことだ。Santiagoでは宝貝を10〜20個くらい手で掴んだりばらけたりしながら始まった。終わった後に撮らせてもらった写真がこちら。
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まず、ショックだったのが、「あなたのお母さんは亡くなってますね」と言われた。うちの母は数年前に亡くなっていたのだが、もちろんそんな話はそれまで一言も会話していない。あてずっぽだろうと思いつつ「はい。なんでわかるんですか?」と聞くと「今、君の横に立ってるからだよ」と言われ「!!!」
まだ半分ハッタリだと思ってると「わかった。じゃ、言おうか。身長は158cmくらいかな、髪の毛は肩くらいで軽くパーマかかってるだろう。優しそうな顔してるな」と、ここまで具体的に言われてもう僕の頭はパニックに。
その後も、僕は大規模プロジェクトの提案活動が終わって入札結果待ちでj感が1ヶ月くらいあったのでこれを利用してサンティアゴに来ていたのだが、提案内容と他者との競合状況、まもなく出る入札の結果まで言いだす始末。当時僕は政府関係の案件であり機密情報も扱っていたため、外国人には一切具体的な仕事の内容を喋っていない。もう本当にパニック。
彼女は横で真剣な面持ちで話を聞いている。
その後は彼女はダンサーだったのだが仲のよい女友達ダンサー(もちろん個人名で)が足を怪我するかもしれないから今すぐ連絡を取れと言われて。電話をかけるも当時は携帯どころか固定電話も普及しておらず、近所の家に呼び出してもらうシステム。昭和30年代の日本みたい。
結局その女友達はつかまらなかったのだが、彼女の家に帰ったら夜になってその女友達が松葉杖をついて尋ねてきた。ステージから転落したのだという。
そんな調子でビビりまくっていたのだった。
一通り占いが終わってお金を払うとお守りを渡される。小さな胡桃のような木の実だ。常に肌身離さず持ってるように、お財布の中がいいよ、と言われた。金、名誉、地位、女、なんでも手に入るよといわれた。ずいぶん俗物的だこと。キューバっぽい。
家に帰ってからもやることはある。
香水と動物(おそらく牛と言っていたと思う)の血液を混ぜた小瓶を渡されお風呂に入れて入浴する。お風呂にはたくさんの花びらも浮かべる。どこで用意してきたのか、彼女のお母さん(そういえば義理のお母さんはスエグラっていうんだった)が用意してくれてた。
入浴しながら唱える言葉がある。これが先日の写真の神様だ。エルノンブレデママルフィーナどーのこーの、聖母ルフィーナの名においてこの入浴を捧げますと言うくらいの意味だったと思う。お風呂から出た後は体は拭いてはいけない、体についた花びらを手で剥がしてもいけない。裸ん坊のまま、彼女の家族とおしんとかTVを見て体が乾くのを待つ。
で、翌日を迎えて何もなければ終了。
ちなみに僕の守護神はエレグアだそうだ。
あまり、伝わらなかったかも知れないが、とにかく本当のサンテリアというのは、そういうおどろおどろしいもので踊りや歌のことだけではないのだ。それも一部ではあるのだけれど。

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by lavida | 2015-07-17 07:11 | ダイアリー